資格でレベルをジャンプアップ
パソコンの普及率・使用率は格段に増え、家庭や会社でもほぼ普及しています。パソコン販売や修理事業者、フィールドサポート、ITリサイクル事業者、学校等の教育機関や研究機関など、個人から中小企業まで様々なパソコンのトラブルを抱える方にとってパソコン環境の整備やシステムメンテナンスの必要性は日々増加しています。今後もPC環境の拡大・IT業界の進歩により、パソコン整備士の専門的な知識の需要は益々増加しています。
資格を活用できるシーン
PC販売店スタッフ
お客様の⽤途をヒアリングし、適切なパソコンを提案する。
必要スキル |
お客様の要望や使い⽅をヒアリングし、パソコンハードウェアの構成要素に関する知識を元に、顧客にどのようなスペックのパソコンを提案すればよいかを判断し、購⼊に結びつける。 パソコン整備士検定ではITに関わる様々な知識を幅広く習得し、パソコンとその周辺機器に関する知識を深めることが可能です。 |
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PC販売店スタッフの詳細
PC販売店スタッフは本来であれば、使い方や仕組みを理解するために一定以上の知識が必要なIT機器の魅力や必要性を、IT知識がない人にかみ砕いてわかりやすく伝えることで購入意欲を高めることが求められています。的確な製品案内やアドバイスをする等、接客や営業の印象がよければ、その顧客はリピーター、常連客となり、より多くのIT機器を購入してもらうことができます。
IT知識がない方にかみ砕いて説明をするためには、基礎を正しく理解した上で、自社製品や担当商材に関する知識を積み上げていくことが重要です。また、様々な競合製品が並ぶ中で違いを説明するようなシチュエーションでは、ベンダーに依存しない平等な理解も必要となります。
製品を購入した顧客の中には、サポートセンターではなく、販売・営業した担当者に直接、トラブルの相談をしてくることがあるかもしれません。そういった際の対応に役立つのが、トラブル解決知識です。
社内サーバーの接続トラブルに対処する社内SE
トラブルを報告した社員のスキルに合わせた適切なヒアリングを元に、問題を解決していく。
必要スキル |
サーバーの仕組み、WANとLANの違い、ネットワーク通信の仕組み、といった知識を元に、問題箇所をスムーズに特定し、適切なトラブル切り分けと復旧対応を⾏う。また、障害の対応結果に基づいた再発防⽌対策を⾏う。 整備士検定受験により、ベンダーに依存しない基礎IT知識やトラブルシューティングの考え方を修得することで、「問題解決能力」「幅広いIT知識」を習得し、日々の業務をよりスムーズに進めて行くことが可能になります。 |
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社内SEの詳細
社内SEという仕事は、外から見ていると「IT雑用係」「簡単な仕事」と見えてしまうこともあるかと思いますが、決してそのようなことはありません。ヘルプデスク業務、システム開発業務、保守運用業務といった様々な関連業務をオールラウンドにこなしていくためには、幅広く深いIT知識が必要になります。
社内システム・社内インフラを熟知しているという立場上、社内の様々な立場の人々から頼られる仕事であることはもちろん、業務効率改善のためのシステム導入を主導するといった、より経営に近いポジションへのキャリアアップも考えられます。日々の業務をこなしていくなかで、より自らのIT知識を深め、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアといった、より高度な専門性を持つ職種を目指すことも可能です。
クラウドストレージを導⼊したい社内SE
セキュリティーポリシーを制定、社内の機密データを守った上で適切なクラウドストレージサービスを選定する。
必要スキル |
インターネットやサーバーの知識に基づき、オンプレミスサーバーとクラウドストレージの違いを理解した上で、導⼊すべきかを判断。ベンダーからの⾒積提案を元に、クラウドストレージを導⼊する。IT関連法規やセキュリティーの知識を元に、外部へデータを預けるためのセキュリティーポリシーを制定し、社員へ周知、遵守させる。 |
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⼩学⽣の⼦供と⼀緒にプログラミングを学習したい⺟親
⽤途に⾒合ったパソコンや周辺機器を購⼊し、安⼼・安全なパソコンの使い⽅を⼦供に教育をする。
必要スキル |
プログラミング学習に最適なパソコンを選び、セキュリティーソフトやフィルタリングソフトも併せて購⼊。簡単なネットワークの知識を元に、⾃宅のWi-Fiに購⼊したパソコンを接続して、初期セットアップを⾏う。情報モラルの知識を元に、インターネットやパソコンを使うときに注意しなくてはいけないこと、どのようなトラブルが起きる可能性があるかを、⼦供にわかりやすく説明する。 |
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リモートワークの準備をしたいサラリーマン
リモートワークに必要な、インターネット回線やWebカメラなどの環境を準備する。
必要スキル |
インターネット接続の知識を元に⾃宅に最適な回線を選択し、事業者に申込みを⾏う。Web会議ソフトとカメラや⾳声の設定、リモート接続ソフトのインストールと設定を、マニュアルを元に⾏う。 |
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写真撮影が趣味のアクティブシニア
デジタルカメラで撮影をし、画像データを編集、バックアップ、共有する。
必要スキル |
ストレージの知識を元に、⾃分の持っているデジタルカメラに適合したフラッシュメモリーカードを購⼊。撮影し帰宅した後には、クラウドの仕組みと危険性を理解した上で、撮影したデータをクラウドにバックアップする。画像編集ソフトと⾼性能パソコンを⽤いて撮影した写真を編集、SNSにアップロードしたり、友⼈とクラウドストレージを使って共有して楽しむ。 |
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資格で得られたスキルを活かせる職種
カスタマーサポートエンジニア
顧客先へ出張し、設置されているコンピューター、サーバー、ネットワーク機器の保守点検やトラブル対応を行うのが、カスタマーサポートエンジニアです。
自社製品に関する幅広く詳細な知識が求められる他、問題解決能力、拡販のための営業力も求められます。特にトラブル対応時においては、客先作業という環境下において、状況に応じて変わるトラブルの原因を的確且つ迅速に探しだし、自らが持つスキルを元にトラブルを解決する能力が必要となります。
社内ヘルプデスク・社内SE
自社内のシステムやITインフラの保守運用や構築、開発といった業務の他、使用方法のレクチャーやトラブル対応といったヘルプデスク業務、また社内システムやインフラを外部より導入・運用委託する際には外部業者との折衝なども行います。
ユーザーアカウント管理やパソコン・サーバーのキッティングなども、業務内容の一つです。企業によって社内SEの業務内容は変わりますが、プログラミング、ソフトウェア、ハードウェア、セキュリティ、ネットワークといった幅広い知識が必要とされています。
スキル差がある社員とのコミュニケーション能力、折衝能力なども求められます。また、社内システム・インフラを新しい技術・製品を用いてより快適にするといった、新技術の修得や情報収集のスキルも必要となります。
コンテンツクリエイター
現在では殆どの企業、職種でパソコンを業務に使っていますが、よりコンピューターに関する知識が必要となる職業として「コンテンツクリエイター」が挙げられます。代表的な職種としては「グラフィックデザイナー」「CGクリエイター」「CADオペレーター」「DTPオペレーター」「映像クリエイター」等です。
コンテンツ制作に利用するソフトウェアは、よりハイスペックなコンピューターを必要とする一方で、不安定な動作をしたり、特定のハードウェア間での相性問題が発生したり、日本国内でのサポート体制が不十分だったり、ネットワークに関する知識を求められたりと、一般的なオフィスソフトなどとは違った複雑なトラブルが発生します。また業界の特徴として、専属の社内SEが在籍していない中小企業が多いのも特徴です。
ソフトウェアを用いた業務を遂行していく中で発生したトラブルを、ハードウェアやソフトウェアのベンダーサポートに頼らず、自己解決していく能力が必須となっています。
IT機器を商材とする営業担当・家電量販店やPC専門店の販売スタッフ
IT機器を商材とする企業として、商社や家電量販店、PC専門店が挙げられます。自らが扱う製品の中から、顧客の要望に対して的確な製品をアドバイスしたり、購入いただいた製品にトラブルが発生した際の一次サポートを行います。
自らが扱っているIT機器以外であっても、顧客に提案するためにはITに関する幅広い知識が必要になる他、新技術や新製品の知識やトラブル解決に必要な知識も必要になります。
メンテナンス要員 | ・関連企業のメンテナンス要員 ・パソコンショップのサービス要員 ・パソコンショールームアドバイザー ・パソコンリサイクルにおけるデータ消去技術者 |
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ユーザーサポート要員 | ・パソコン関連企業のユーザーサポート要員 |
インストラクター要員 | ・パソコンスクール講師 ・官公庁/地方自治体のパソコンアドバイザー |
情報教育担当者 | ・小学・中学・高校での情報教育担当者 |
※但し、法の定めにより仕事の斡旋はおこなっておりません。
資格を取得し活躍している方々をご紹介
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